Samurai A

CG・ゲーム制作会社の面接官であり、現役の3Dデザイナーでもある、荒井が送る、就活性へノウハウなどをお伝えする就活応援ブログ

デッサンのうまくなるコツ05:裏ワザその1。

ここまで色々説明してきたが、
 
 
デッサンが苦手な人やデッサン初心者が上手く書けて、
 
 
もう一段デッサン作品のレベルを上げ、
 
 
結果、デッサン作品の評価を上げる裏技を公開しよう。
 
 

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これは学校ではできず、自宅でしかできない。
 
また、違法ではないが、卑怯だと思う。
 
しかし、デッサンが苦手な人やデッサン初心者が、
 
自身をつけるには最高の手段だと思う。
 
 
それは
 
 

 

 
モチーフを写真に撮ってしまうことだ。
 
もちろんスマホでいい。
 
当然カメラで、ボケをつけたりしたらさらに良い。
 
そしてパソコンに転送しよう。
 
そして、その写真(画像)を描くのだ。
 
 
 
 こんな感じとか。

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 こんな感じ。

 

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あれ?
 
・・・拍子抜けだったらごめんね。
 
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でもその効果は絶大です。
 
 
 
 
 デッサンの工程は、
 
①立体(空間)を把握して、
 ↓
②それを頭の中で再構築して、
③紙に表現する。
 
であると説明したが、
 
 
この工程の中で一番難しいのは、
 
ーーーーーーーーーーーー
立体(空間)を把握して、
 ↓
それを頭の中で再構築して、
ーーーーーーーーーーーー
 
である。
 
 
 
それを、対象を写真にとり
 
対象を平面化することで、
 
①を圧倒的にシンプルにするのだ。
 
その結果、②も簡素化できるので、
 
全行程のうちのイメージ5割を軽減できるのだ。
 
 
 
 
これで簡素化できるには理由が2つあるが詳しく描くととてつもなく面倒ください。
 
簡単に書かせてもらいますが、読み飛ばしてください。
 
 
 
---ここから-------------------------------------
 
①一つ目は人間の見れる範囲の問題。
 
実は人間は、カメラのように正確に物を見ていない。
 
実際見れるのは、視野角10度から20度くらいで、
 
それ以外ものもは、様々無意識に視線を動かして、把握している。
 
つまり正確には捉えていないのだ。
 
なので、、、、。
 
 
 
②もう一つは目で見たイメージが具体的ではないということだ。
 
訓練された人以外、脳でのイメージは非常に危うく漠然だ。
 
いやそんなことはない、という人はたくさんいると思うが、
 
ほぼ100%の人は今言いな想像しかできない。
 
 
 
 
このあたりは少し調べれば、リファレンスはたくさん出てくると思うので、
 
興味ある人は確認してほしい。
 
-----ここまで-----------------------------------
 
 
話を戻すが、
 
 
写真にすることで、対象がブレず具体的に整理される。
 
 
その上、正確に構成された対象がそこにできあがるる。
 
 
これにより、シンプルに観察でき、
 
 
結果、今より良いデッサンができるようになるのだ。
 
 
 

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しかし、いいところばかりではない。
 
 
どうしても普通にデッサンしたような立体把握脳力と、
 
 
構築の能力は、そこまで手に入れられない。
 
 
 
だから、あくまで初期段階の技として使ってほしい。
 
 
長期の常用は危険だ。
 
 
あくまで、裏技だ、ということを認識してほしい。
 
 
 
 
なにはともあれ、一度やってみてください。
 
 
描きやすさも尋常じゃないです。
 
 
本当におすすめです。
 
 
 
 
・・・・くれぐれも、写真に重ねてトレースするのは、避けてね。