デッサンのうまくなるコツ03:見るべきポイントはどこか。初心者編①
さて、デッサンをうまくなるために、リファレンスが必要という事を前回お話したので、
今回は実際にかデッサンを書くに当たり、どこを見て、何を意識すればいいのか?と言うポイントを、初心者編と題して説明させていただこうと思う。
解りやすく書こうとしてるので、細かいところの矛盾はご容赦。
それでは早速説明していこう。
リファレンスやモチーフを
デッサン初心者がみるべきポイントは、
3つある。
それは、
1:シルエット
2:陰影
3:濃淡による立体感・遠近
だと個人的に思う。
今回は、そのうちの1:シルエットについて説明していこう。
1:シルエット
これは形ともいえるし、アウトラインともいえる。
そもそも、人間は形を認識するときは、その物のアウトラインで見ている。
少しわかりにくいかもしれないが、概念だけ理解してほしい
デッサンの対象となる物も、有機物、無機物にしろ、おおよそ3次元的に形がある。
なんにせよこれを捉える事ができるのが最も大事だ。
むしろ、どうあれ形のないモノ、変化する物は、各対象から外したほうがいい。
たとえば「海」
海の形は、波打ち際と水平線でしか定義できない。
それは誤解を恐れず言うが、形が無いからだ。
いや厳密にいえば波のシルエットとか、
底の透け感と屈折率、あとは水の拡散と反射とかもちろんいろいろ表現はあるけど、
それは初心者向きではないのでオイオイの話という事で。
後は、雲、水、、、、こう言った形が定義できないものは難易度が高く、
デッサン初心者には向いていない。
抑々作品集にも向いていない。
なので、しっかりと形を取る事から始めよう。
ただ、知っている人もいると思うが、
本来デッサンは、アウトラインを書いてはいけない。
確かに、物にはアウトラインは無いから。
だからタッチで表現しろとかいろいろ言う人はいる。
しかし今は無視。
断固ガン無視。
授業でやったらダメよ。><
でもなんにせよ先ずは、
「形を取る力」をつける必要があるのだから、
遠慮なくアウトラインを書こう。
そして同じリンゴでも、まずはアウトラインを、1枚10分とかで、何枚も書いてみよう。
そうして繰り返し描くうちにいくうちに、形がうまく似せてくることができるようになる。
つまんないかもしれないがここは我慢です。皆さん。
5枚、10枚と書けば、だんだんと形が似ていく。
そう、シルエットを取る、という事だけでも。、
積み重ねていくことで、理解が進み、しっかり形が取れていくのだ。
この時リファレンスを時々見返すことを忘れてはならない。
人間の目は、脳は、とてもとても怠けやすい。
油断すると勝手に妥協する。
こんなもんだろ?
ここまでできれば十分じゃね?
そうやって勝手に怠ける。
そしてそこで妥協した作品など、
狂った猛者や鬼ばかりの試験官たちは、容易に見抜く。
なので、目が脳が怠けることが無い様に、
リファレンスと言うお手を本を何度も見ながら、形を取る練習をするのだ。
これは、数回やれば大体うまくなる。
もう一度まとめておくが、
・アウトライン・シルエットを意識して、しっかり観察。
・1枚10分とかで、アウトライン/シルエットを何枚も書いてみよう。
・リファレンスを見直し、しっかり目をリセットして挑もう。
これをおさえて、描いてみてほしい!
本当はもうちょっと書いてスケッチとか、ドローイングとかいうんだが、まぁ置いておこう。
それなりにうまくできたのが出来たら、すばらしい!
次にいこう!
次は、陰影だ!