デッサンのうまくなるコツ02:リファレンスを見る。
さて、作品集の作り方を解説しているが、今回はデッサンについて
生徒さんたちと話すと一番よく聞くのが、
「どう描いていいのかわからない」
ということに尽きる。
なので、実際どうしていくかを説明していこう。
もちろん中で、秘密の技も公開する。
※いやこれくらいしか貼るのがないのよ。ごめんね。殺風景で。
通常、みなさんがデッサンをするときは、
このような手順ではないだろうか?
まず紙と鉛筆を用意して、書きたいものを決める。
↓
今回はポピュラーに「リンゴ」だとしよう。
↓
スーパーでリンゴを一つ買ってきて、おもむろにデッサンを始める。
・・・はい、もうだめです。
これをやる限り、
短時間でうまくなる。
上手く見せるデッサンを描く。
この目標にはもちろん到達できるが遠回りだ。
デッサンの学校に行く?
うん、それもすごくいいけど、やはり遠回りだ。
その問題の解決策として、
お金もかからず、
シンプルで
簡単で
近道ができる
秘伝の方法(?)がある。
それは、
リファレンスを見る。ということだ。
よくわからない?
なら説明させてもらうね。
人間は、ここまでやろう!とか、こういうの作りたい!と思うから、
具体的にそこまでの目標も建てられるし、観察してその差を考えることもできる。
CG作るとき、資料見るでしょ?
作りたい動き観察するでしょ?
それと一緒。
では具体的に説明しよう。
まず、ググれ。
うん、そう、ググるのだ。
試しに、「リンゴ デッサン」で、グーグル画像検索してみよう。
そうするとこんな感じ。
どうだろう。
明らかにうまいデッサンたちが出てこないだろうか?
しかもわんさか。
もちろん下手なのまもじっているのでそんなのは無視しろ。
あるでしょ、うまいのが。
どう見ても上手い。
これを、数点選んで、
「参考・リファレンス」にさせてもらうのだ。
ちょっとだけ難しい話をすると、デッサンは
立体(空間)を把握して、
↓
それを頭の中で再構築して、
↓
紙に表現する。
となる。
もちろん諸説あるだろうが無視。
これが、一般的に最初はよくわからないのだ。
本当に理解するには、根気よくデッサンを書き続けるしかないが、
このように何処かの誰かさんが描いてくれた作例を見ることで、
その最終形がシンプルに理解できる。
闇雲にリンゴと紙に向かうより、
最終形が見えている分今の人にはわかりやすいと思う。
まず紙と鉛筆を用意して、書きたいものを決める。
↓
今回はポピュラーに「リンゴ」だとしよう。
↓
スーパーでリンゴを一つ買ってくる。
↓
ググってリファレンスになる画像を数点、入念に観察する。
↓
そこで得た情報・考えたこと、気づいた事をもとに
デッサンを始める。
これがアライ式、専門学生向けの技の一つ、
「リファレンスで、
成長速度と完成クオリティを引き上げる。」だ。
実際、上手いデッサンを参考にしつつ、観察してから描いてみると、
明らかにうまくなる速度が上がるし、
描けたものも、完成形をリファレンスと見比べて、
比較して、何が足りないか、何処が違うか考えるのにはとても参考になる。
しかもゼロ円。すぐできる。
ぜひ試してみてほしい。
もちろん、一枚描いただけでは上手くは描けない。
それでもこの技を使って、爆速の上達を体感してほしい。
え?重ねてなぞる?
いや、あなた、そりゃダメよwww。
断言する。
ほぼ100%絶対にバレるwww。