Samurai A

CG・ゲーム制作会社の面接官であり、現役の3Dデザイナーでもある、荒井が送る、就活性へノウハウなどをお伝えする就活応援ブログ

デッサンのコツ01:うまくなるためにまずは違いを知る。

さて、作品集の作り方を解説しているが、今回はなんか気分転換に話を変えて、

 

皆さんの嫌いなデッサンを

「うまく」書けるコツ

「うまく」なるコツ

をお伝えしたいと思う。

 

ん、知りたいでしょ? 

 

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これは、著作権のとれた画像です。

残念ですが私が書いたものではないです。><

 

 

 

 

まず、デッサンはただ闇雲に枚数を書けばいいとういうものではない。

 

と個人的には思う。

 

特に就職試験までの期間・時間のない専門学生は。

 

 

 

 

もちろん枚数を重ねることは大事だ。

 

後日記載するが知人が提唱するサランラップ理論というものがある。

 

何事も重ねれば、揺るぎない効果が出るというものだ。

 

うん、たしかにとりあえずやってみるのは大事だね。

 

たしかにそれはある。

 

だから闇雲にとりあえず描いていってもいいとは思う。

 

何十枚、何百枚と積み重ねていって出る結果はとても大事だし、それを否定はしない。

 

 

しかし、如何せん採用試験まで時間の短い専門学生は、

 

効率よく短時間でうまくなる必要がある。

 

 

design-school.jp.net

 

こんな記事もあるので、読んでみてもいいかもしれない。

 

しかしここで書いていくのは、

 

専門学生はどんなデッサンを描けば

 

就職試験に受かりやすいのか?

 

である。

 

 

 

まず、美術系の大学を受験するのと、

専門学校の学生が内定を勝ち取るために描くデッサンは

根本的に違う、

ということを認識しよう。

 

美術系の大学に行くためにもデッサンの試験はある。

 

しかし、専門学校の学生が内定を勝ち取るために描くデッサンとは大きく違う。

 

 

美術系デッサンというのは、もちろん

 

・いかに対象の特徴を捉えているか?

 

・正確に形や質感や量感等を再現し、構図が優れているか? 

 

という、「基礎的デッサン力」や「描写力」が試されます。

 

 

 

しかしそれは表面的なきっかけにすぎない。

 

・そこからどう発想を展開させるか?

 

・様々な社会的問題や時代背景などまで掘り下げ表現できるか?

 

その能力もとわれる。

 

 

まとめると

自分がそれまで絵を描く時に考えたり詰め込んだりしてきたことと、

モチーフを見た時の感動・感激・感情の動きなども表現して、

自分らしい「作品」として仕上げる必要がある。

 

 

・・・うん、わかりにくいね。

 

でも、ここで言う作品と専門学校の学生が内定を勝ち取るために書くデッサンの違いは感じるだろう。

 

話が多少それるが、CGデザイナーは、アーティストではない。

デザイン系社員をアーティストとつけて読んでいる知人の会社もあるが、

おそらくなんかかっこいいからそう言っているだけだろう。

 

だから、本質的な意味でのアーティストではない。

はずだ。

 

それは、誰かのために具現化するデザイナーと言う職種と、

 

自分の中を表現し周りを感動させるアーティストの根本的な違いと同じだ。

 

この話は長くなるのでここで切り上げて、先に進もう。

 

 

 

なので、様々な社会的問題や時代背景なんて、まったく正直問われてはいない。

 

表現性なんて、求められてはいない。

 

 

 

だから専門学生のデッサンの評価ポイントは、

・いかに対象の特徴を捉えているか?

・正確に形や質感や量感等を再現し、構図が優れているか? 

という、「基礎的デッサン力」や「描写力」に集約される。

 

 

ということは。

 

ということはだ。

 

乱暴に打算的に言えば、

 

上手く見えるデッサン(もどき)がかければいいのだ。

 

 

はい、ぶっちゃけ。

 

 

もちろんこれが正解ではなく、とうぜん亜流的な考えではある。

 

きちんと描いていき実力を高めていくのがベストなことは言うまでもない。

 

 

 

もちろんそのための行為や積み重ねの中で、実力をつけていく必要はあるし、

 

結果実力もついてくるであろう。

 

でも、デッサンの真髄や、作品性なんていうのは問われていない。

 

こういったものは、内定後に学んでいくこともできる。

 

なんにせよまずは内定。

 

なので、少し後に回そう。

 

 

 

今は、作品を作らなくてはいけないのだ。

 

しかも、試験までに期間のない専門学生は、

効率よく短時間でデッサンがうまくなる必要がある。

 

なんにせよ内定を勝ち取るために。

 

 

このポイントを抑えて、効率のいい、デッサンの学習方法を書いていこうと思う。