作品集の作り方02:さあ、作品集の作り方を考えよう。
①それでは作り方を考えてみよう。
さて前回の続き。
今の時点では、作品は76点必要だ。
うーん多すぎ・・・。
月に7点必要。一つにつき、3日とれない。
まぁバカ正直にやるのは無理だね。
今回は、この多すぎる作品集を、どう作っていくか、手をかんがえよう。
1-1ポピュラーな手。
もっともポピュラーな手がある。
それは、「見開きひとつで一つの作品とする。」
という事だ。
モデラーなら、
左にモデリング全面。もしくはアングルを変えて2点。
右に、別アングルのモノや、テクスチャや、
ワイヤフレーム、などを小さく並べる
モーション・エフェクト希望なら
右にもっとも見栄えのする絵を2点程度ぬいて配置。
左に 各コマぬきの映像を並べてみるといい。
これで半分、38点!
・・・・になるかもしれないが、
実は問題は解消していない。
お気づきだろうが?
なぜなら、そこまでしっかり見せる物は、
5-6日で作ることはできないからだ。
おそらく、10日程度。
これでもしんどい人も多いはず。
まぁもっとかかるよね・・・。
これでも頑張って月に2点。
11カ月で22点。足りてるじゃん!!!
・・・。
いやいや、クオリティを上げていかなくてはいけないから、
半分差し替えるとして、11カ月で11点。
つまりこの技で全部まかなう、と言うには時間が足りないのだ。
このジレンマが、腹立たしいがこれは現実なので、受け止めよう。
大丈夫まだ手はある。
1-2人気は無いが、受けがいい手。
次に、人気は無いが、面接官たちに受けのいい手を教えよう。
他のことより短時間で、
造形を理解し、
表現する力をつけ、
結果それが作品にもできる。
そんな魔法の方法がある。
それはズバリ、「デッサン」を入れることだ。
え?
デッサン苦手?
デッサン嫌い?
うんうん、みんな好きじゃないよね?
いやだよね。
しってるーwww
しかし、普通のCG作品にはないメリットがあるのだ。
メリット①:時間が早い。
デッサンは他の作品とはペースが違う。
1日かけて1枚書いていいのなら、一週間で5枚。
気合を入れれば、1日で3枚は書ける。
大丈夫かける。
後でまとめるが、要点をおさえて書いていけばいい。
それだけで、モデリングやアニメーション、その他の作品より、
はるかに速いペースで、点数が増やせるのだ。
ちなみにデッサンが上手くかけるコツ、その方法も後で記載しよう。
メリット②:コストが安い。
鉛筆10種類。スケッチブック一冊~。
5000円しない。
それで、40-50枚の作品が作れる。
③モデリングにも生きる。
地味ではあるが、地力がつく。
筋トレみたいなもんだ。
そこで培った、観察眼、咀嚼する脳力、表現する力はすべてモデルに生きる。
モデリングがうまい人はすべてデッサンがうまいわけではないが、
デッサンがうまい人は大体モデリングがうまい。
メリットだらけに感じるが、欠点が二つある。
①空きやすい。つまらん。
②職種による。
そう、これが最大の欠点でもある。
モーション・エフェクト希望の人には使えないのだ。
ちなみに力にならないという事は無い。
観察眼が高まるし、脳の造形整理力も高まる。
しかし
CGモデル・エフェクト・モーション、どれも作品制作には多少時間がかかる。
もちろん何度も作っていくことで、手は早くなるし、上手くもなる。
そうすれば、あるいは・・・・。
確かに。
確かにその通りだ。
でもこれがこの作品集の悲惨な状態を改善するのにはいい手なのだ。
僕たちは美大に入るわけでも、芸術家になるわけでもない。
芸大製の緻密な精密画や大迫力の彫刻デッサンを描くわけではない。
だから、極論、見栄えのいいデッサンをすることができればいいのだ。
もちろん極論ではあるから、その点は注意してほしい。
そういう人にはこれ以降の記事で、目指すパートごとの作品集の作り方を書いていこう。
でもこれだけは覚えておいてほしい。
デッサンは決して裏切らない。
さて、二点の手をお話したが、これだけでが無い。
次の記事ではもっと追い込んだ話をしよう。