作品集の作り方01:まず作品集のモトを作ろう
①まずは作品集を作ろう。
何はともあれまずは作品集を作ろう。
CGデザイナー、アーティストになるには、これは外せない。
それが無ければ、応募することもできない。
それ以外の道はない。
当然、 CGデザイナー、アーティストには、なることはできない。
なので、必ず必要になる。
それなので、この作品集は本当に大事だ。
その大事さがシンプルにわかったところで、
まずはそのための「元」を作ろう。
実はこれが本当に大事だ。
もちろんおもむろに作品を書き始めてもいい。
だがどんなことにも計画は必要だし、
人生をかけた一大プロジェクトである、
おそらくあなたのこれまでの人生で一番の大掛かりな事であるこの就活、
「CGデザイナー・CGアーティストになる」という野望には、
絶対に「計画」は必要なのだ。
ほんとに?と疑う方も多いだろうが、まずはこの記事を読んでほしい。
読み終わった時には読んでおいて、計画しておいて、
心底よかった!
と思うのはおそらく間違いない。
②まずはクリアファイルを用意する。
当たり前だろ!
と思うかもしれないが先ず用意してほしい。
20ポケットくらいあるクリアファイルなら何でもいい。そいつを一つ用意してほしい。
持ってないなら今すぐ買いに行こう。これは今すぐにだ。
コクヨや、有名メーカーのものでなくてもいい。ダイソーでも、あれば何でもいい。
安心してくれ、クリアファイルの値段で採用は一ミリも左右しない。
色も。
質も。
何でもいいのだ。
こだわってもいいが、一切採用には加味されない。
私たちデザイナーは、絵で食べている。
だから絵を描く力で試験する。
だから、絵が先だ。
その入れ物、ケース、文字の美しさ、、、何てのは、加点する要素にならない。
その人間が、
絵が上手いか?
絵が好きか?
伸びる可能性はあるか?
そいつが会社に必要か?
この四点しか見ない。
だから本当に作品集の形・がわは何でもいい。
たぶんこの1・2年で、10~20、もしくはそれ以上使うから、安いほうが俺はお勧めだ。
③必要な作品の数を確認する。
3-1数えてみよう。
次に、いらない紙に、1.2.3.4・・・と大きく番号を書いて、ポケットに入れてみよう。
ちなみにこの紙は最後はゴミだから、広告の裏でも、いらないプリントでも、本当に何でもいい。
そうすると、こんな感じになる。
※手元にあった資料入れてたやつだからこれは豪華すぎる。本当に安いのでいい。
一つのフォルダ、に裏表で都合二枚入るから、
20ポケットのタイプで、40枚紙が必要になる。
気が付いただろうか。
そう、入れる作品・必要な点数は結構多い。
「1」と「40」はさすがに表紙と、裏表紙なので、抜いてあげてもいい。
そうすると、38ページ残る。
つまりざっくり38点もの作品が必要になるのだ。
今君が入学したての一年だとしたら、
二年制の学校なら来年の3月までに。11か月。
3年制の学校なら来年の3月までに。23か月。
何カ月で、応募を始めないといけないか考えよう。
11か月だとしたら、月に約3.5点の作品を作らなくてはいけない。
23か月だとしても、月に1.5点作成しなくてはいけない。
これは結構恐怖だ。
ちょっと想像ができる人ならこの恐怖がわかるだろう。
だって、夏休みもあるし、正月も、冬休みも、春休みもある。
課題もあるし、遊びにも行きたい。
しかし、
しかしだ。
CGデザイナー、アーティストになりたいのだ。
ならこの峠は必ず超えないといけない。
僕たちは先ほど書いた通り、作品だけで勝負する。
だからここは手が抜けない。
覚悟はできたかな?
でも気を緩めないでくれ。
これで終わりじゃない。
・・・終わりじゃないんだ。
3-2もう一度数えてみよう。
最初に作った作品は、そのまま卒業時に胸を張って魅せれる作品だろうか?
堪えなNO。
そんなことはない。
38点と先ほど言ったが、正直、この倍は必要になる。
76点だ。
11か月だとしたら、月に約7点の作品を完成させなくてはいけない。
23か月だとしても、月に3点の作品を完成させなくてはいけない。
これは結構絶望的に感じないかい?
1カ月で7点。平日で考えたら3日で1点以上?
マジか、ホントか?煽ってね?
煽ってない。
本当なのだ。
今既に絵がうまい人はいいだろう。
でもそうじゃない人は、・・・無理じゃね?
でも安心してくれ。
私個人の話をすると、東京に出て来るまでパソコンに触ったことが無かった。
イラストも、ほとんど書いたことが無かった。
しかしこの事実に気が付いて、すぐ動き始めた。
そして、受けること4社目ではあるが、小さいスタジオに就職でき、
40歳を過ぎた今も、別の会社ではあるが、現役でやれている。
だから、この恐怖ともいえる事実に、
今この早い段階で気が付いた君は、
この事実を目の前に具体的な形として作った君は、
クラスの他の生徒より既に一歩先に足を踏み出しているのだ。
なぜなら、
手はあるからだ。
大丈夫、手はいくつもある。
次の記事からはその「手」を書いていこうと思う。