Samurai A

CG・ゲーム制作会社の面接官であり、現役の3Dデザイナーでもある、荒井が送る、就活性へノウハウなどをお伝えする就活応援ブログ

3DCG作品を作ろう。:一番最初は何からつくるべきか。

長々皆さんの嫌いなデッサンについて描いてきたが、

 

そろそろ3DCGの作品制作にはいろう。

 

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まだ作品を作る前にまずは自分がうまくなろう・・・。

 

いやもう少し授業が進んで、一通り教わってからつくりはじめよう・・・。

 

周りの子まだ初めないし、もっと後から・・・・。

 

 

 

・・・なるほどね。

 

たしかにそういう考え方もある。

 

しかし、

 

だがしかし、

 

安心してくれ。

 

 

 

 

 

そんな日は絶対に来ない。

 

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やろうやろうと思っても、

 

様々な理由をつけて、やらないのが一般的だ。

 

やらずに言い訳を続けて、

 

もうぎりぎりになって焦って作り始め、

 

ろくでもない作品しかできないのが落ちだ。

 

 

 

 

 

なら落ちる。

 

絶対に落ちる。

 

採用されるわけがない。

 

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私達は、ヒーローではない。

 

じっとしていても、助けてくれる神は来ないし、

 

急に能力が覚醒することはない。

 

 

 

でも俺のセンスを見抜いてくれるかも。

 

私の可能性を感じてくれるかも。

 

このあたりはだめになっていく学生さんに正直多い思考だ。

 

もちろん大人もであるが。

 

それを証明するためにも、

 

最低限一定数・一定クオリティ以上の

 

作品が必要になるのだ。

 

 

 

自分がやりたいと思った、仕事に付きたいなら。

 

自分の夢を叶えたいと思うなら、

 

それに向けて、始めるのは今なのだ。

 

今からやるしかないのだ。

 

 

 

逆に今からやれば、

 

周りを出し抜き、

 

自分の行きたい会社にいける可能性は、

 

自分のやりたい仕事につける可能性は、

 

どんどん高くなるということだ。

 

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ごめん、この思考は本当に大事なのだが、

 

ちょっと話題がそれてしまったので、そろそろ本題へ。

 

では何から作るか、具体的にかこう。

 

まず、無機物だ。

 

デッサン力がないなら、有機物は絶望的なので、切り捨てる。

かと言って、SFメカ、ロボ系は、受けが悪い。

※また今度記事にしようと思う。

 

また空想のものも今は切り捨てよう。

正解の形がわからず、気が付かないので、良い形に直していけないからだ。

更にいうと、慣れてからでないとバランスが取りづらい。

 

 

だから、取りまとめると

・無機物で、

・実物があり、

・リアルに作れるもの、

を選んで、すすめるべきだ。

 

 

以上の点を基本として、

 

そこに加えて写真資料が多いものがいい。

これも、実物があるにつながるのだが、

たくさんの資料を見ながら作れるので、いろいろなことに気づけるからだ。

 

されに、もう一つ加えるなら、

 

自分の好きなことに関係しているものがいい。

そのほうがこだわれるし、

今までも見てきているので、形の理解も進んでいるし、

なにより前向きに取り組める。

 

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さて、もう一度整理すると、

 

・無機物である。

有機物は、不定形・不規則な部分があり今は難易度が高い。)

 

・実物がある。

 実物があることでしっかりと観察できる、もしくは資料が豊富に集められる。

 

・リアルに作れるもの。

 バランス感覚が身につかない最初から、不用意なディフォルメは危険。

 

・加えて写真資料が多いもの

 現物より、情報が整理されて見やすくなるのは、デッサンのところの説明と同じ。

 できる限り何方向からも写真を撮って、できる限り細かく観察して作ろう。

 

・自分の好きなことに関係しているもの

 ぶっちゃけそのほうが飽きないで作れるでしょ?

 

となる。

 

ちなみに、初期段階の作品制作では、

テクスチャは抜いても構わないと個人的に思う。

モデルのクオリティを高めることに特化して、行けば、

デフォルトマテリアルだけでも

(まぁ照り返しや、反射や透過はあったほうが見栄えはするが)

十分作品一号にはなる。

後日、テクスチャを描くなんてことも可能になる。

だからまずはモデリングを進めよう。

 

※できれば、透明部分はモデルの歪みや違和感が目立つので、

そういうマテリアルがあるものものも避けたほうが無難だ。

 

 

私なら、腕時計、リール、ロードバイク、とかであろうか?

 

上記の条件を満たしているものは意識していないだけで、

 

身の回りにたくさんある。

 

ぜひ探して取り組んでみてほしい。

 

更に簡単なものを探すなら、

 

ペン、

 

お気に入りのマウス。

 

スタバのタンブラー、

 

なんていうのでもいいのだ。

 

 

 

 

ただし、シンプルすぎるコップ・湯呑、なんてのは、

本当に本当に本当に初心者の人以外はやめておいたほうがいい。

ここまでシンプルだと、作品にはならないからだ。

 

 

そしてここで大事になってくるのが、

 

作るときに意識することは何かということ。

 

そして期間だ。

 

期間の目安としては、

 

2日でモデル完成に持っていきたい。

 

なぜそんなに急ぐのか。

 

作るときに意識する事・作成期間についてはは、また、次回。

 

ごめんなさい、今日は時間切れ。

 

 

何にせよ、今すぐ物を決めて、

 

机に向かい、作り始めよう。

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未来のSGアーティストになるのは、

 

君たちなのだから。